47-[ホムンクルス封印]



 CDは持っていないんですが、ネットでキャラソン「鋼の心」を拾いました。
 朴さん(エド)、釘宮さん(アル)、豊口さん(ウィンリィ)が3人で歌っている曲なんですが、何か皆さん歌上手いなーと惚れ惚れ。この三人のcvさんは好きですヨ。でもうえだゆうじさん(キンブリー声)も大好きだ!声悦!(聞いてない)
 でも朴さんは何か、キャラ声と言うか自分の声だよねー。いや、声好きだから良いんだけど。豊口さんはキャラ声に近いけど元々ああいう声のような気が・・・。釘宮さんは低音部がかなりグッとクるんですが・・・!微妙にエフェクトかかってるけど邪魔になるほどでもないし。
 キャラソン2はアルメインらしいんで発売されたらTSUTAYAでレンタル捜してみようかな。

 今度こそ本当に時間が無いので(テスト中だし本誌感想もあるし)、気になるところだけピックアップ。
 いずれ時間が出来たら正式版をUPするかも知れません・・・。


 34話で登場し、今回も効果を発揮したホムンクルスを封印する錬成陣。34話感想で書いたウンチクはまるで外れてた訳ですが・・・。
 取り敢えず気になったのは、微妙にエドのコートと錬成陣ではフラメルの十字架の形が違っていた事。錬成陣のものは、王冠がないですよね・・・?でも王冠だけでなく、翼が省略されていたものも実在するので深い意味はないと思いますが。同作品内では統一して欲しかった・・・。
 つーか封印とか言ってるけど結局「赤い石」を吐き出させる事しか出来ないんじゃないか?動きが鈍るのは弱点である「甦らせようとした者の遺骸」であるとして・・・。赤い石を吐き出させて甦れる回数を減らし、動きを鈍らせてタコ殴りにしてるだけじゃん。


 ラスト姐さんについて。
 原作とは違いどんどん乙女になって、終いには主人公サイドについた姐さんでしたがこれはこれで。原作もアニメも別人として姐さん大好きなので。(原作も今凄い事になってますが。あれはご臨終なのか否か・・・)
 vsラースでは、Aパートでは無敵ぶりを発揮して下さったのにBパートでは押され気味だったのでハラハラしました。つーかAパートの姐さんマジ格好良い・・・!セル枚数多いだけあって動きもキレイだし。つーかあれは弾避けてるんじゃないのか。しっかり食らいつつ直進してるのか・・・!うわー燃え!(not萌え)(それ言ったらタッカーの方が有り得ないですが。何であいつあそこまでやられて無傷なんだよ)
「ママのおっぱいが恋しい歳でもないでしょ」
「無駄だよ・・・何度でも、生き返る!」
「赤い石の数だけね。だからそれが尽きるまで、何度でも・・・殺してあげる」
 顔から銃弾ぼこぼこ出てくる所とか、↑の台詞とか!Aパートの姐さんには燃えが一杯です!(@@)

 Bパートの姐さんは憂いがあって逆にステキ。(単にゲ○祭りとか言わない)
「望み通りだろう?人間になって死にたかったんじゃないの?」
「そうか・・・私は・・・死にたかったのか」
 ラースのとどめの一撃が非常に微妙で、ラストさん御臨終とは言い切れないような・・・あのままスパッと断頭しちゃうとばかり思ってたけど血の一滴も描写されないのはおかしいよなあ・・・。その辺はスタッフも戸惑わないだろうし。
「人間になれば死ぬだけ?じゃあ、本当の人間って何だ・・・?」
 ラースの発言は、今後の展開にも深く関ってくるのかな。アルの存在や、ホムンクルス、ダンテやホーエンハイム氏。彼らはそれぞれ人間とも呼べるし、人間ではないと言い切ることも出来る存在なのではないかと思うので。


 エドはエドなりに成長している感を受けました。「少年の成長を描ければいい」って原作8巻の巻末で牛さんも言ってたし、同発言を何処かで水島監督かメイン脚本の會川さんも言ってたらしいし。
 でもその成長が、周囲の人物の退化を伴っているような気がしてならない・・・。周囲のレベルを落として主人公の格が上がったように見せてもなあ。嫌な等価交換だ。いや、エド自身も確かに成長してるんじゃないかとは思うケド。


 近頃、特に賢者の石になってからのアルの行動は疑問が募るばかり。
 ↑の通り、エドの成長の為の退化なのかなあ。そうではないと良いんだけど。
 今回、スロウスの動きを止めた時にアルがトリシャさんの遺骸を窓に投げ捨てなければバトルはAパートまでで終わっていたのに。下手したらエドが殺されかねない状況を作るってのは・・・。確かに、何も説明されずにあんな事になって、戸惑うのは判るけど。だからってもっと・・・エドに制止を呼び掛けるとか、色々出来たでしょうに。アルの事が好きなだけに近頃の展開は残念です。


 スロウスについて。
 原作では兄弟の人体練生後、ばっちゃんが埋葬した訳ですが。アニメでは確か「アルが鎧の体になって目を覚ました時にはもうそこにはいなかった」と言う設定だった筈。
 で、あらかた予想通り(冗談だったのに・笑)のこのこ一人で歩いて出て行ったらしい。つーかダンテさん、エルリック家ずっと見張ってたのか・・・?
「へーえ。結構見られるナリになって来たじゃない」
「あなた達も昔はそんな姿だったのよ」
 エンヴィーとダンテさんの会話が、何だか親子の会話のよう・・・。ホムンクルスが赤い石で育つって、こう言う事だったんだね。ラースはイレギュラーなケースなのか。

 スロウスの中に残された、トリシャ・エルリックとしての記憶。それは人体錬成を行ったエドとアルの、母を想う気持ちが強く妬き付けられただけのものかも知れないけれど。それでも確かに愛する夫が居て、子供が居て、苦しかったけれど幸せだった。それでももう母親は死んでいる。では自分は誰なのか?ともすれば愛してしまいそうになる。ホムンクルスの自分を作り出した、憎い筈の2人を。この記憶から逃れる為に、2人を殺さなければならない ―――。
 「愛してしまいそうになる」って聞いて、速攻で『愛しちゃえ!』ってツッコんだのは内緒。実際、今の状況でも円満でいられるなら家族として成立つような・・・。
 エドやアルと関る度に、2人の母親としての立場を悪用しているかのような含みのある笑みを見せていた彼女ですが、母として子を想う気持ちが、全く無かった訳ではないんだろうなあ・・・。
「私は母親じゃないのよ?あなたを包んであげるつもりは・・・」
 ↑この台詞は、正直よく判らない。ラースの出現に気を取られた隙にエドに刺された訳ですが、どうしてこの台詞に繋がるんだろう・・・?誰か教えてプリーズ。


 エドVSスロウス。エドはエドで、無理に科学的にしなくていいのになあと思った。理屈ばっかり立派だけど実はトンデモ科学(現実では有り得ないような現象)だし。だったらナトリウムじゃなくて「水に触れると爆発する物質」って言ってくれた方が良かった。ナトリウムがどれほどの量だったのか知らないけど、あの程度の損傷で済むものなのか?つーか爆発の規模(反応した水の量から察する)とエドの損傷は割に合わないような・・・。
 キンブリーのように体の一部だけではなく、スロウスの体全体を違う物質に錬成する。グリードとの一戦でそれが可能なのは判っている。それは人体錬成に当て嵌まるのではないか?それはない。
「何故なら、ホムンクルスは人間ではないから!」
 「愛してしまいそうになる」並にイタい台詞・・・。つーか朴さんの演技がイタい。罪の形を自分の手で清算する事を覚悟してしまっているのですね・・・。
「お前の水分を全てエタノールに錬成した。常温で、気化する・・・」
 エタノール錬成もちょっと「・・・え?」でした。つーかエタノールは確かに揮発性が高いから常温で気化するケド、あれだけの量が全部気化するのにどれだけ時間がかかると思っているのやら。


 今回アル以上にアイタタタだった子、ラースについて。
 つーか彼は何を如何勘違いしていらっしゃるのかしら。誰がお前のママなのか。「これでママをいじめるつもりなんだね」とか言ってトリシャさんの遺骸取り込んじゃう辺り、既に錬金術の域を越えているような気がしないでも・・・(ああ、でもラースの特殊能力ってそもそも、ホムンクルスであるにも関らず錬金術を使えて且つ、無機物と生体を錬成によりひとつのものに出来るって事か)
「離れていなさい、ラース」
「僕ママとひとつになる!」
 で、ひとつになった暁には何をしたかったのか。期待したこっちが馬鹿だったと言うか本当に超展開だヨ・・・。あんな半端に合体してしまったのはトリシャさんの遺骸が影響したのかも知れないケドも。でもあの状態で今までより強くなったとは到底思えない・・・。
 何よりトリシャさんの遺骸を取り込んだままスロウスに近寄るのが最も迂闊というか何と言うか。ラースは遺骸が何を意味するか知っていた筈(VSラスト然り)なんだからちょっと迂闊過ぎ。


 あと、最後に登場して意味深な笑みを浮かべたウィンリィ。あれは如何見てもエンヴィーですよね・・・。つーか今エド達が居るのは何処?中央からも南部からもそれなりに近く、且つ東部から列車でそれ程かからない場所・・・。


 とまあ、ツッコみいれるだけ入れてみた。展開ごとに追って行ってたら確実に過去最長になりそうなんだもんさ・・・!

次回、「さようなら」
『母さん、大佐、アル・・・これが、俺の選んだ道だ』
 エドが選択した覚悟とは?
 師匠との掛け合いが見られるそうで。大佐は何かダサい格好してるし・・・トリンガム兄弟も居たような。しかも何か牢屋入れられてたような・・・。



 つーか、放映前に49話予告見ちゃって(´A`)なんですが。
 パラレルワールドエンドとかは勘弁・・・






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